なんでもないログ

いろいろ好きなオタク。日々のことをかんがえる。

オタクとファッションについて

いわゆるファストファッションと呼ばれる層のアパレル会社でデザイナーをしています。

価格もかなり安く、 嘘だろ?って原価の中でいかにかわいい服を作るか、がつねに私たちの目標です。

 

デザイナーあるあるですが、街中で自分のデザインした服を見るのが大好きです。

私が可愛いと思った服をどこかの誰かも可愛いと思ってくれた事実が嬉しい。

何年もデザイナーをしていますがこの感覚はいつまでたっても新鮮で、見かけるたびにありがとな~~!!!とハグをしにいきたくなります。 

 

 

話は変わりますが、私はオタクなので、同じオタクが集う場所によく行きます。

そしてオタク関連の現場で、弊社の服を着ている人をよく見かけます。

 

めっっっちゃうれしい。

なんなら普通の街中で見かけた時よりも嬉しい。

 

特に接近・接触系のイベントとか、推しに接近するめちゃくちゃ大事な現場で着てくれてる人を見ると「とっておきの服にしてくれてんの~!?」と勝手にドキドキしています。

長年推してるマイナーなバンドのCDを買っている人をたまたま見かけた瞬間のように興奮します。

 

たぶん、オタクって服以外のことにお金を優先させることが多いから、できるだけ安い所で買う人って少なくないと思うんです(もちろんオタク全員がそうだとは思ってません)。

で、うちの安めな価格帯がそこの気持ちとちょうどマッチングしてんだろうなあ…と思ってます。

 

 

何が言いたいかというと、自分の仕事で、自分の好きな世界の人たちにもちょっとした幸せや楽しみを感じてもらええてたとしたら、それって私すごくすごく幸せな人生だな~~~って感じたってことでした。

安くおしゃれを楽しみつつ自分の好きな趣味も存分に楽しめる!なんて最高すぎません!?

そんな服を今後も作っていけたらなと思います。

 

ちなみに昨年夏の現場ではオフショルダーのワンピースをたっくさん見かけました。

オフショルダーの可愛い系ワンピース(ウエストがシェイプされて裾はフレアなの)ってトレンドでもあったけどちょっとオタク感というかアニメ感もあったから、それこそちょうどマッチングしてたのかなと個人的に感じたり。

あと最近多い参戦服なども安いブランドやメーカーは強いと思うので(ライブ当日に友達と合わせたいだけだからと安いお店で調達する人、少なくないと思います)、その辺りにももっとアプローチしていきたい所存です。